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2023
ワナカからこんにちは。 こちらは新緑の美しい季節となりました。 早くも人々は湖で泳ぎ始め、うちの黒ラブのサムは庭でシャンプーしてもらいました。 途中逃げ出して、せっかく綺麗になった体を芝や砂利の上にこすりつけてた~!!! これからの観光シーズンにニュージーランドを訪れるお客様も増えるのではと期待してますが。。。 最近、我が家のウェブサイトからの予約フォームに不具合が生じまして、現在修理中です。 ウェブサイト ( sasanoki.co.nz ) はご覧いただけますが、ご予約・お問合せについては下記アドレスまで直接メールをいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。 宿 ささの木 メールアドレス: wanaka@sasanoki.co.nz 緊急の場合の電話番号: ( NZ国番号 64 ) 21 155 0213 *********************************************** さて、今年も里帰り帰国が決まりました。 直前のお知らせになってしまいましたが・・・ 10月25日から11月30日まで留守にしますので、その間 『宿 ささの木』 はお休みです。 ご不便をおかけいたします。 尚、帰国中もメールチェックはしておりますので、お問合せなど、お気軽にメールしてみてくださいね。 12月からは通常営業となります。 皆さまのお越しを楽しみにお待ちしております。 宿 ささの木 ウェブサイト: sasanoki.co.nz 宿 ささの木 メールアドレス: wanaka@sasanoki.co.nz この5週間、素敵な日本をたくさん学んで、今後のワナカ生活に生かしていきます!
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2023
御園生さんご夫妻、2018年初めてのご連絡にて、2019年1月下旬のご予約をいただきました。 ワインとディナーを楽しみにしてくださってましたが、私はそのご到着前日に急性虫垂炎(盲腸)でダニーデン病院にヘリ搬送されて手術、そして入院。 連絡がつかず、何も知らないご夫妻は誰もいない我が家に到着し、お泊りいただいたのでした。 (夜中に帰宅した夫が翌朝お目にかかり、事情をお話できてよかったです) お二人には大変ご不便をおかけしてしまいましたが、置手紙を残してくださり、私は退院後にしみじみ拝読しました。 盲腸入院記: http://japanesedinnertable.blog.fc2.com/blog-entry-228.html ご夫妻とはその年の暮れごろ(2019年12月)ワナカ洪水のときに、日本からお電話いただいたところからFacebook上でのお付き合いが始まりました。(洪水のニュースは、FB/ニュージーランド部からの情報だったそうです) そしてコロナがぼちぼち収まってきた今年、4年ぶりのNZ旅行とのことでご予約いただきましたので、それはもう楽しみ! ご旅行直前に奥様が右腕を怪我されたとのことでしたが、それでも遠路はるばるお越しいただきました。 4年越しにやっとお会いできたー❣ 赤ワインがお好きとのことで・・・ Sold out でもう入手不可との幻のワイン: VALLI - Missy - Pinot Noir 2019 (Bannockburn/Central Otago) と、 翌晩は、Locharburn Pinot Noir 2018 (Cromwell/Central Otago) どちらも我が家イチオシの、セントラルオタゴのピノ・ノワール! 滋さん、みちこさん、再訪してくださって、本当にありがとうございました。 前回留守を守っていた犬のBJに優しく接していただいたこと、今回は黒ラブのサムとたくさん遊んでいただいて、犬共々大変お世話になりました。 次回またお会いできる日を楽しみにしております!
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2023
2023年1月、今年も梅干しが完成しました。 先月12月に漬け込み始めて年を越しての出来上がりなので、2022年の梅干というべきか2023年なのか・・・。 梅(南高梅)の産地はクライストチャーチ郊外、夢里ファームさんから毎年取り寄せています。 届いたら地元ワナカの日本人の友人たちと分けて、数日追熟させてから漬け始めます。 今年は料理教室の常連さんで、梅干し作りに興味を持っていたHeatherと一緒にスタートしました。 漬け込み後、4~5週間は毎日袋をひっくり返す作業のみ(梅酢が上がって、それに浸るように上下を返す作業)。 次は干す作業です。 1月中旬以降晴天が3日続くときを狙います。 今年も1月は暑い日が続いたので、予定通り中旬に庭に干しました。 太陽光を浴びた梅、と~っても良い香り! 1日目の夜は梅酢に漬け戻して休ませます。 2日目と3日目、再び外に干し・・・ 4日目の朝、軽く干して瓶づめ。 これからじっくりと熟成に入ります。 できたてよりも熟成させたほうが、角が取れて丸みのある深い味に育っていくのです。 試食が楽しみ! 梅干しを使った料理のレパートリーもだいぶ増えましたよ。 ********************************************************************* 梅干しは千年以上続いている日本の伝統的な食べ物ですが、あなたはお好きですか? 好きでなくても良いんです。 今や世の中には数多くの食材が豊富にあり、美味しいと感じるものがいつでも購入できる時代なので、このすっぱしょっぱい梅干しが不人気なのは良くわかります。 外国人も、梅干しについては摩訶不思議だと思うでしょう。 こんな塩っからいの、なんでわざわざ作るのかって。 梅干しについて、ざっくり紐解いてみますと。。。 梅は約2000年前に中国最古の薬物学書に記載されていたものでした。 日本へは約1500年ほど前に伝来しました。 花の美しさを観賞するとともに実の効能を活かすべく食薬品として利用され、平安時代には日本最古の医学書に『梅干し』として登場しました。 塩と太陽光に頼ることによりできた梅干しは、その日持ちの良さと携帯に便利なことから、室町以降の戦国時代には、戦地で兵糧食として長く利用され、素早く栄養補給できる食材として戦場で重宝されました。 江戸時代になると梅干しは庶民にも広まっていきました。 江戸後期1800年代コレラが流行した際には、梅干しの殺菌力が有機酸に弱いコレラ菌の治療に役立っていたとの記事も残っています。 時代は変わって平和な世になった今も、梅干しは家庭の常備菜として、また体調不良時の回復食としてして今もなお日本人の体調を整える食材・・・と私は思っています。 日の丸弁当って今でもあるのかしら? ごはんの真ん中に入れた梅干しは、単にごはんが腐るのを防ぐだけでなく、ごはんの酸を中和させる大切な働きもします。 梅干しは日本の食文化が生み出した産物、超合理的食品といわれる所以がここにあると言われています。 今のようにいろいろなおかずはなく白いごはんが最高のご馳走で、そればかり食べていた時代に、ごはんは身体の中で酸性に変わってしまうため、これを中和させる中和剤として、アルカリ性の梅干しは大事な役目を果たしたのです。 ちなみに、この中和剤としての梅干しは、茶碗二杯のごはんを、一個の梅干しで中和してしまうそうです。 生活の中で生み出された梅干しは、日本人の知恵の高さをうかがい知ることのできる最高の発明食品と言えます。 この梅干しという文化、未来に残っていくでしょうか。 2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたということ、これは保護しなければ消えてしまうだろう貴重なものを残すための取り組みです。 おせち料理、郷土料理、季節仕事など、私たちの祖先が生活の中から生み出した食習慣。 美味しいか不味いかという単純なことでなく、人々が生き抜くために食べてきたもの、それを食べる意味や願い、おばあちゃん・お母さんたちが繋いできた背景に想いを馳せてみるのも良いですね。 私は現地ニュージーランドで行っている和食料理教室で、時折り梅干しを出しては、『Japanese gramma's medicine』と紹介してきましたが、昨年12月の梅の時期に、初めて現地の方に梅干しの作り方を教えました。 生梅の魅力的な芳香、漬け込み期間中の香しさ、陽をさんさんと浴びた梅干しの色の変化とふんわり柔らかい手触り、それぞれの行程ごとに愉しさがあります。 地味な梅干しの滋味深さは、海を渡ったこの地でも、きっと繋がっていくと信じています。 今年もまた梅仕事ができたことに感謝です。 2023年1月
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2023
Happy New Year! 明けましておめでとうございます Akemashite omedeto gozaimasu! I cooked annual New Year dishes ”Osechi ryouri" on the eve, then put those in the "Kiri" box. We celebrate the new year with the dishes and chilled sake. Don't forget to eat "Toshikoshi soba" noodle for longevity. どんな新年をお迎えですか? 年末はいつもながら創作料理・おせち風を用意しましたが、今回はみんな出払っていて一人だったので、お重でなく、こじんまりと桐の箱にセットして、冷酒を愉しみながら、年越しそばと共に新年を迎えました。 ワナカの街では恒例のコンサート・イベントとカウントダウンの花火で盛り上がったようです。 2022年も山あり谷あり、盛りだくさんの一年でした。 ひとつ前進したのは・・・ 4~5年考えていたことがあり、重い腰を上げてやっと一歩踏み出したのが9月、引き続き今年もその道をたどります。 10月の帰国では、3年ぶり懐かしい日本を満喫、新しい出逢いや学びもたくさんありました。 お世話になった皆さまに感謝です。 2022年最後の夕暮れも綺麗でした! Beautiful at dusk of the last 2022, so calm.本年もどうぞよろしくお願い申し上げます Cheers to the wonderful New Year !
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2022
皆さま、ご無沙汰しております。 こちらは桜咲く春爛漫の季節となりました。 国境が少し緩やかになったので、ようやく3年半ぶりに一時帰国することにしました。 10月10日から11月13日まで 、『宿ささの木』をお休みさせていただきます。 我が家は、ニュージーランド南島の田舎町ワナカで2006年から、ゲストルーム二部屋(最大5名様まで)の小さな宿を営んでまいりました。 2020年に入った頃に建物全体の改築工事をスタートしましたが、途中でCovid‐19 によるロックダウンのため工事全般に大きく後れが生じ、完成したのは10か月後でした。 宿はその年(2020年)の12月から一般にオープンしましたが、その後も国境は閉じたまま日本からのお客様にご利用していただくことができず・・・ 今ようやく2年の時を経て、少しずつお問合せやご予約をいただけるようになりました。 皆さまには心より感謝しております。 この休業中は連絡が遅れたり何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが何卒ご了承くださいませ。 11月中旬にワナカに戻り、その後は通常営業となります。 今後ともよろしくお願いいたします。宿ささの木ウェブサイト : sasanoki.co.nz 久しぶりの日本、とっても楽しみ。 いつも通り、修学旅行のような帰国です。 素敵な日本をたくさん学んで、今後のワナカ生活に生かしていきます!
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