Merry Christmas from Wanaka ~夏のワナカより~ 『B&B ささの木』 ホームページ更新
Real summer came!!!
Christmas BBQ every week in December!
Nice to have a cold beer under the sun!
It's Christmas style in the Southern Hemisphere!
夏を迎えたワナカ、12月はあちこちでクリスマスBBQがありました。
夜10時まで明るいこの時期は、屋外でビールを楽しむパーティー。
南半球のクリスマス・スタイルです。
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Neighbourhood Xmas family BBQ.
with BYO drink, food, and chairs!
It was a great opportunity to catch up
each other, and to meet new friends.
近所 (Penrith Park 地区) のクリスマスBBQ。
各自ドリンクと食材、ポータブル・チェア持参で、
近くの空き地に集合!
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The day of Christmas lunch at the RDA horse riding class.
こちらは、レノンの乗馬クラスのクリスマス・ランチの日
相棒のタンゴもクリスマス気分で
カチューシャとポニーテール
Renon's partner "Tango", feeling of Christmas with accessories on her head and tail.
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そして、今年も残りわずかとなったこの時期、
ようやく我が家のホームページの更新が完了しました。
作業の多くは友人にお願いして、お互いの時間の隙間をつないで少しずつ、
1年以上かけて進めました。
各ページとも画像新たに、リフレッシュいたしました。
是非、ご覧になってみてください。
こちらをクリック : http://www.sasanoki.co.nz/
今後とも B&B ささの木 をどうぞよろしくお願いいたします。
Merry Christmas
&
Happy New Year
お茶会・苦労話
前回の記事(お茶事のクラス)の続き、番外編になりますが・・・
今回、お茶懐石コースで作ったメニューの中で一番苦労したのは、お菓子でした。
自分では結構自信作だった桜のきんつばも
こちらでは得意でない方も多いようで、
何か別のものを考えてみたけど・・・
受け入れられやすいものって何だろう??
クリーム系を使った和洋折衷ならと思ったけど、懐紙の上で黒文字を使って食べることを考えると、私の作るものはどれも失格!
皮と中身の硬さのバランスが悪く、途中で中身が飛び出したり、とにかく食べにくくて、
「えぇ~ぃ、面倒くさい!手で食べちゃおう!」となりかねない。
白餡を作って練りきりを作って、そういう和菓子の持つはんなり感がないと、黒文字で
上手に食べられないのかも。
うちにあった粉という粉(粘米粉、儒米粉、強力粉、セルフ・ライジング・フラワー、餅粉、
だんご粉、片栗粉、葛粉)、総動員して試行錯誤してみたけど・・・
素人が急にやろうとしてみたところで、職人技ができるわけないかぁ~
そのうち儒米粉を使いきったので買いに行ったら、しばらく入荷の見込みなしとのこと。
儒米粉は白玉粉のことで、これが一番頼りにしていた粉だったのに・・・
葛餅も水饅頭も練りきりも・・・満足のいく結果にならず。
少し妥協して、
白餡の要領で固めのクマラ餡を作り(コレ絶品!)抹茶クリームと合わせて、餅粉の
クレープと共に巻いてみたら、美味しい! ということで、このお菓子に落ち着きました。
真ん中にライトな味わいの練り羊羹を巻き込んでいます。
一度冷凍しておいて切り分けると切り口がきれい!
そのまま冷蔵庫で出番を待ちます。
これなら黒文字でも何とか切りながら食べられる(やったー!)
もう一つ、直前で青くなったのは、抹茶!
今までは日本から持ち帰った抹茶を点ててましたが、このクラスを開催するにあたって、
クライストチャーチの業者から抹茶を取り寄せました。
到着して早速開封すると・・・なんだか色が違う。
いつもの抹茶を出して比べてみたら、
確かに色がくすんでいる・・・
(右が業者から取り寄せた抹茶)
点ててみたら点たない!
ブクブクの泡が少しできるだけで、
いつものクリーミーなフォームになら
ない!
器を変えたりお湯の温度を変えたり
それでも一向に点たない。
味も違う。 心地よい味とは言えない。
商品が劣化しているのか、不良品か・・・
業者に問合せたら、飲食店向けの製菓用とのことで、もともと品質が違うのだそう。
お茶屋さんがあるわけもなく、このままでは抹茶が足りない・・・
(クラス直前だったので、かなり焦りました・・・)
そんなときに、
お茶会クラスをやることを知らせていた
日本の友人から、激励の抹茶が二つ、
すごいタイミングで届いた!
嬉しすぎる~!
いろいろありましたが、昨日でクラス無事終了。
今回お茶会をやってみて、良かったことは、着物の着付けが上達したこと。
最初はお太鼓結びができなくて、着付けのDVD見ながら汗かきかき1時間以上も
帯と格闘していたのに、必要に迫られて何度も練習したおかげで、今はスイスイ、
とまではいかないけど、一応20分くらいあれば完了。
着付け前に必ず自彊術(じきょうじゅつ)で肩や腕をほぐしてからやったので、腕が
楽に背中に回りました。 ラジオ体操が普及する前の日本の国民的体操だったという
自彊術、地味でヘンテコな体操ですが効果抜群、お勧めです!
そして、ガーデニングが苦手な私・・・
手入れの行き届いていない庭で、それでも
ひっそり生き延びている花を摘んできて
剣山に刺してみたら、
その一輪が何と美しいこと!
剣山、頼りになるアイテム!
庭に咲き乱れるたくさんの花には圧倒されますが、花が一輪、何もない空間に
存在することで、心が安らぐ。 同じ花を見ているとは思えないこの違いは何?
引き算の美学か・・・
生け花の知識はないので、勝手な自己流ですけど・・・
次は、晩秋に、
炎の揺らめきが心地よく感じられるころに
またお茶会を開催したいですねぇ
Tea-Kaiseki course class お茶事のクラス
"Tea-Kaiseki course dining class"
The classes were done last week, and 2 more classes will be held next week, too.
Not usual classes, there would be cooking demonstration and explanation of each recipe, taste the dish one by one.
Along the flow of "Tea ceremony course", I introduce the tradition and manner.
今月と来月に渡って、お茶事(懐石料理を含む正式なお茶会)のクラスを開催してます。
海外なので揃わないものがいろいろありますが、見立てのセンスを取り入れ、自分らしいおもてなしができるよう準備してきました。
11月の2回が終わったところで、ひとまず経過をご報告。
Because I wanted to do it with a Kimono, I ordered it with bits and pieces, also "Kappogi" (special apron for Kimono) as well, to Japanese company.
What a great system in their courier to overseas! It was only 3 days
from Japan to NZ by EMS. It took another 3 days to be delivered to Wanaka.
やっぱり着物でお迎えしたかったので、急いで日本のサイトで着物と着付けに足りない
もの、それから今回欠かせない割烹着も注文!
さすがは日本の会社、すぐに海外発送を手配していただき、EMSで日本~NZ間3日、
ワナカまでさらに3日、合計6日で到着しました!
着物と割烹着、これまで想像しなかった自分の姿。。。
Setting on the table,
instead of on the "Tatami" mat floor.
畳のお茶室はないので、
ダイニング・キッチンで・・・
I decorated my writinig as a scroll,
and added flower arrangement.
床の間はないけど、
壁際に、自作の掛物とお花をセッティング。
初夏らしく、この時期きれいに咲いている
ルピナスを、土瓶に生けてみました。
Wore a big "Noren" tapestry
on the big window.
Is it seen in the Japanese-style room?
カーテンを外して大きな暖簾をかけ、
即席の和室スタイル?
Done the printing of 5 pages of the course recipe, food preparation, then ready to welcome people.
ようやくできあがった全5ページに渡る、お茶事の説明・コース料理の写真とレシピ
印刷を終えて、全てが整ったころ、お客様が到着。
気温が高かったこの日の最初は、
お白湯の代わりに冷えたお水で。
Cold water for warm day
And, Chilled Sake is ready to be served....
お酒は冷酒でガラスのちろりに。
KAISEKI COURSE : each dish was served one by one after the demonstration.
料理教室の一環なので、懐石膳一つ一つに各レシピ説明とデモンストレーションを
交えてお出ししました。
The first tray 最初の膳 :
Muko-zuke (appetizer)
Shiru-wan (soup dish)
Meshi-wan (a small amount of rice)
向付: セロリとささみの和え物、
ゴマ風味にキャロット・ドレッシング
が味を引き締めています
汁椀: 旬のアスパラガスの甘み
たっぷり! 白味噌仕立てのスープ
飯椀: 炊き立てごはんを三口分、
一文字に持りつけてます
以下、椀盛、焼物、八寸、湯桶、香の物と続きます。
Wan-mori (dish in a bowl)
椀盛: 優しい味に仕上げたシュウマイに、
生姜餡をかけました
Yaki-mono (grilled dish)
焼物: サーモンの若草焼き
フレッシュなにんじん葉は栄養満点!
Hassun (accompaniment from sea and mountain)
八寸: 海は昆布チップス、山は牛たたき、
昆布締めして熟成させたビーフの薄切りは
山葵オイルとラディッシュおろしとポン酢で。
Yuto (rice dish) & Konomono (picles)
湯桶と香の物: 〆は、こちらの人向けにアレンジした
桜花のリゾットと浅漬け
In the formal ceremony, guests leave the room in break time. Meanwhile, the host changes the room decoration and gets ready for the tea.
お茶事では、中立(なかだち)のときに、お客様には一旦室外へ出ていただき、その間
に部屋のしつらえを変えたり、お点前の準備をしますが、ここでは、お客様はそのまま
ダイニングにいらっしゃいますので、場面を変えられず、切り替えができないままお茶を
点てましたが。。。
I had guests move to the lounge table
then. It was easier for me, and was
a great refreshing change of pace.
We enjoyed the calm space only for
the tea.
2回目のクラスでは、予めお茶道具を
セットしておいたラウンジのテープル
に移動していただきました。
場所が変わることで、気分転換効果あり!
落ち着いたお茶だけの空間になりました。
クラスでは主菓子と薄茶ということで
ここでお菓子をお出ししました。
(濃茶とお干菓子は省略)
I served dessert,
my fusion style of Japanese confectionery,
in the boxes.
Hoping everyone enjoyed the experience of
how to take it themselves, how to use the
pick and "Kaishi" japanese paper....
縁高代わりのお重には、人数分のお菓子
黒文字と一緒に取り分けます。
懐紙の使い方も興味深かったようです。
続いて・・・
袱紗さばき、棗と茶杓を清めて、茶筅通しの後に、薄茶を。
少し張り詰めた静かな一瞬と、
お茶を一服お召し上がりいただいたときの皆さんのほぐれた表情が印象的でした。
Followed by "Usu-cha" (foamed Matcha tea) which was made by bamboo whisk.
In a quiet moment,
the expression of everyone who had one sip of the tea was impressive,
looked so relaxing and peacefull.
"The first sip makes you separate from all the evil,
the second sip makes you do all the good deeds,
the third sip gives you the power to save the world."
This is the Zen teaching in drinking Japanese Matcha green tea.
I'm hoping the presentation gave you a good experience to learn the way to appreciate Japanese green tea.
It is said, once you experience Japanese tea ceremony, your mind gets cleaner in one layer.
Did you feel that???
一口飲めば一切の悪から離れ、
もう一口飲めばすべての善を行う、
三口飲んだら世界のすべての人々を救う「私」となる。
「お茶を飲む」ということは、そのような禅の教えに通じているとのことです。
今日の会を終え、一段、心が清まったと感じていただけたら嬉しいですね。
Thanks for participation!
皆様、ご参加ありがとうございました。
また次会でお会いできますよう。
Let’s make a bow together!