Mrs.SASANOKI's Table ~JAPANESE FUSION DINING

Seasonal work of "Umeboshi making"  梅干し作り2018

Midsummer, it's the season to make "Umeboshi".
In early January, I got the harvests from the orchard of "Yume-sato farm" near Christchurch, then my anuual work started.

1月上旬にクライストチャーチ郊外の夢里ファームから、注文していた梅が届きました。
4日間追熟させてから、恒例の梅仕事スタート。 仕事と言っても、梅干作りは、
春の桜仕事や秋の栗仕事に比べるとそれほど手間がかからず、自分なりのレシピが
できていれば簡単。 NZ産の南高梅、丁寧に丁寧に漬けて、我が家の味になります。 


Ume/box9  Four days later,
  Ume became more apricot colour.
  It's time to start!

  Ume/box13

Washing of Ume:
Ume/wash    The misterious figure there!
    Each Ume was wrapped around air
    like in a capsule when I poured water.

  Ume/wash1









水を注ぎ込むと、梅の周りに空気の層ができて
  カプセルに包まれたような不思議な姿に。





Ing.
  Other ingredients:

  *Himalayan pink salt (fine) :
      13% of the weight of Ume
  *Brown sugar : 
       5% of the weight of Ume
  *Vodka : 1Table spoon



今年も我が家の梅干しの材料はコレ! 
*ヒマラヤ岩塩 (梅の重量の13%) 
    ・・・今年は粒子の細かいソルトが見つかって良かった! 完熟梅は皮が
    やわらかいので、ゴツゴツしたロックソルトだと皮が傷つく心配がありましたが。
*ブラウンシュガー(梅の重量の5%) ・・・まろやかになる隠し味。 
    シュガーも浸透圧を上げ、それにより梅酢が上がりやすくなることで成功率もUP!
*ウォッカ(梅1kgに対して大匙1杯) ・・・袋と梅の殺菌。
                      梅酢が上がるまでの呼び水にもなり、一石二鳥!
  (ここでは、アルコール度の高い焼酎が手に入らないのでウォッカで代用)              


Proc1
After towel-dry,
I put 1kg each of Ume in each zip-lock bag,
sprinkle one table spoon of vodka over for sterilization. It is also help to promote moisture
to get "Ume-zu" (juice) in early stage which is
the key to success.

今年も1kgずつ分けて袋で漬けることにしました。
梅を入れ、その上からウォッカを振り入れます。
(呼び水効果 / 袋と梅を殺菌)




Proc2  Then, add salt and sugar, mix carefully well.

  Proc3
そこへ計量した岩塩とブラウンシュガーを加え、梅全体にまぶすように優しく混ぜます。
完熟梅なので(柔らかい皮に負担がかからないように)重しなしで漬けることにしました。




Umezu2018  I observe it everyday for the next 4 weeks
  while top and bottom returns the bags.

  3 days later, plentiful "Umezu" juice appeared.
  It is bound to succeed!

  これから4週間、毎日袋を上下返しながら
  観察していくことになります。 3日後には、
  こんなにたっぷりの梅酢が上がってました。
  今年の梅干もきっと大成功!
  (出来上がったら、ご報告します)

  I will report the result sometime in February.



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炊き立てごはんに梅干しひとつ、日本人としては、そのまま食べるのが一番美味しい
と思うのですが・・・外国人は梅干をどう感じるでしょうか?
『塩気の強いものをおかずにごはんを食べる』という口中調味(口の中で、おかずと
ごはんの味バランスを取りながら食べすすめること)ができるのは日本人だけだと、
何かで読みました。 梅干しやお漬物をおかずに主食のごはんを食べるという昔ながら
の習慣は、今も私たちの中にちゃんと残っているのですね。 

そういう食べ方の習慣がない外国人は、味の濃いおかずがあっても、ごはんは残して
しまうことが多いのです。 そんな彼らも、梅干しの酸味と塩気はキョーレツでしょう! 
料理教室に通ってくる生徒さんたちに我が家の梅干しを試食させてみたい!

もともと冷蔵庫がない時代の保存食だった梅干し、
冷蔵庫が普及した今でも、こうして食べ継がれているのはなぜなのか?
そんなことを考えていたら・・・
日本の友人から、ある本が送られてきました。

Bk/1J1S
土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』

レシピ本かと思ったらそうではない。 
丁寧に書かれたひとつひとつのメッセージから、日本人の食文化の原点なるものを感じました。 

同時に、自分が外国にいながらも
季節ごとにこなしてきたこと、
桜の花漬けや梅干しや栗の渋皮煮や・・・
そういうことが、この本と繋がっていること、
自分も間違いなく縄文時代からの日本人の
血を受け継いでいると確信できて、
            とても嬉しかったです。

This book which was the present from my friend taught me about the Japanese food culture and spirit which is still alive since ancient time.

Today's breakfast which I cooked under the influence of this bible:
今日の我が家の朝食・一汁一菜:

Td1J1S-1
  あり合わせ野菜のお味噌汁、
  だしは・・・本に感化されて、
      現地材料のみ使うことに。
  野菜から出たうま味と、
  冷凍ストックのマッスル
   (ムール貝)汁を少々足して。
  
  そして、ごはんと梅干し。



Umeboshi2015

これは3年前(2015年)に漬けたものですが、
今でも大切に、美味しく食べています。
赤紫蘇はないので使っていませんが、
完熟梅を漬けて天日干ししたら、
             結構赤くなりました。

This Umeboshi was made in 2015.
It matured after 3 years and became more delicious now.

It was the heartwarming meal
which the whole body was pleased with.
So delicious!

丁寧に生きること=丁寧に食べること
具だくさんのお味噌汁の味が、穏やかに脳と体に心地よさを届けてくれました。