Mrs.SASANOKI's Table ~JAPANESE FUSION DINING

お茶会・苦労話

前回の記事(お茶事のクラス)の続き、番外編になりますが・・・

今回、お茶懐石コースで作ったメニューの中で一番苦労したのは、お菓子でした。

Sakura Kintsuba

  自分では結構自信作だった桜のきんつばも
  こちらでは得意でない方も多いようで、
  何か別のものを考えてみたけど・・・

  受け入れられやすいものって何だろう?? 







Sakura-mochi-1

   Sakura-mochi-2

クリーム系を使った和洋折衷ならと思ったけど、懐紙の上で黒文字を使って食べることを考えると、私の作るものはどれも失格! 

 Sakura-mochi-3

    Kashi-2

皮と中身の硬さのバランスが悪く、途中で中身が飛び出したり、とにかく食べにくくて、
「えぇ~ぃ、面倒くさい!手で食べちゃおう!」となりかねない。
白餡を作って練りきりを作って、そういう和菓子の持つはんなり感がないと、黒文字で
上手に食べられないのかも。
うちにあった粉という粉(粘米粉、儒米粉、強力粉、セルフ・ライジング・フラワー、餅粉、
だんご粉、片栗粉、葛粉)、総動員して試行錯誤してみたけど・・・
素人が急にやろうとしてみたところで、職人技ができるわけないかぁ~

Matcha-Kumara-cream

  Mtacha-fudges

そのうち儒米粉を使いきったので買いに行ったら、しばらく入荷の見込みなしとのこと。
儒米粉は白玉粉のことで、これが一番頼りにしていた粉だったのに・・・
葛餅も水饅頭も練りきりも・・・満足のいく結果にならず。

M.M.G

  Mizu-manju-matcha-an


少し妥協して、
白餡の要領で固めのクマラ餡を作り(コレ絶品!)抹茶クリームと合わせて、餅粉の
クレープと共に巻いてみたら、美味しい! ということで、このお菓子に落ち着きました。 
真ん中にライトな味わいの練り羊羹を巻き込んでいます。 

F.Sweet-1  一度冷凍しておいて切り分けると切り口がきれい! 
  そのまま冷蔵庫で出番を待ちます。

  F.Sweet-2
          これなら黒文字でも何とか切りながら食べられる(やったー!) 



もう一つ、直前で青くなったのは、抹茶!
今までは日本から持ち帰った抹茶を点ててましたが、このクラスを開催するにあたって、
クライストチャーチの業者から抹茶を取り寄せました。 

到着して早速開封すると・・・なんだか色が違う。
Color of Matcha-2 いつもの抹茶を出して比べてみたら、
 確かに色がくすんでいる・・・
 (右が業者から取り寄せた抹茶)

 点ててみたら点たない! 
 ブクブクの泡が少しできるだけで、
 いつものクリーミーなフォームになら
 ない! 
 器を変えたりお湯の温度を変えたり
 それでも一向に点たない。 
味も違う。 心地よい味とは言えない。
商品が劣化しているのか、不良品か・・・
業者に問合せたら、飲食店向けの製菓用とのことで、もともと品質が違うのだそう。 
お茶屋さんがあるわけもなく、このままでは抹茶が足りない・・・
(クラス直前だったので、かなり焦りました・・・)

2xMatcha

  そんなときに、
  お茶会クラスをやることを知らせていた
  日本の友人から、激励の抹茶が二つ、
  すごいタイミングで届いた!
  嬉しすぎる~!



いろいろありましたが、昨日でクラス無事終了。

今回お茶会をやってみて、良かったことは、着物の着付けが上達したこと。
最初はお太鼓結びができなくて、着付けのDVD見ながら汗かきかき1時間以上も
帯と格闘していたのに、必要に迫られて何度も練習したおかげで、今はスイスイ、
とまではいかないけど、一応20分くらいあれば完了。
着付け前に必ず自彊術(じきょうじゅつ)で肩や腕をほぐしてからやったので、腕が
楽に背中に回りました。 ラジオ体操が普及する前の日本の国民的体操だったという
自彊術、地味でヘンテコな体操ですが効果抜群、お勧めです!


そして、ガーデニングが苦手な私・・・

Fl.Arr.&Scroll


  手入れの行き届いていない庭で、それでも
  ひっそり生き延びている花を摘んできて
  剣山に刺してみたら、
  その一輪が何と美しいこと!




       剣山、頼りになるアイテム!
   Fl.Arr-2


庭に咲き乱れるたくさんの花には圧倒されますが、花が一輪、何もない空間に
存在することで、心が安らぐ。 同じ花を見ているとは思えないこの違いは何?
引き算の美学か・・・

生け花の知識はないので、勝手な自己流ですけど・・・

Fl.arr-4




   次は、晩秋に、
   炎の揺らめきが心地よく感じられるころに
   またお茶会を開催したいですねぇ







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