Mrs.SASANOKI's Table ~JAPANESE FUSION DINING

怒るピアノ調律師



C&C.Piano-2  我が家のピアノは、1905年に製造された
          イギリスのアンティーク。 
  85鍵の少し小さめタイプです。

  10年ほど前に、ご縁あって
  友人から受け継ぐことになりました。 
  学生のとき以来、再びピアノ環境が
  実現し、それはもう嬉しくて、
  それまでの20年以上のブランクを
  埋めるがごとく、夢中で弾きました。


C&C.Piano-1






仕事の合間に、家事の合間に、
ピアノを奏でてみることはとても良い
気分転換になります。
深みのあるまろやかな音色は耳優しく、
疲れた脳が癒されていく。

そのうち演奏を披露させていただく機会
にも恵まれ、それを励みにますます練習。 
今ではなくてはならない存在です。


古さゆえか、だんだん音が微妙にずれてきたり曇ってきたり、ペダルの踏み具合が
変わってきたりするので頻繁な調律が必要ではありましたが。。
先日調律師から
        「あんたのピアノはもう調律しない」 と言われてしまいました。

P.T-6L

  毎年Timaru から
  来てもらっている
  調律師のWarren、
  来るたび怒りながらの作業。



 


まだこのピアノを弾いているのかと。 これはもう完璧には調律できない。 
新しいピアノを(中古でもいいから)探すようにと。

P.T-4  P.T-5

そして今回はとうとう調律を断られてしまいました。 このピアノを調律することは
自分の耳に良くないし、あんたの腕にも良くないと。 
我が家のような小さなアップライトからホールのフル・コンサート・グランドまで、
何十年もの間プライドを持って調律を続けてきた、この人こそピアノを誰より愛している
とも言える、そんな人の言うことですから、よく理解できました。 
さらには・・・
日本から輸入されてくるピアノは素晴らしい、中古でさえ新品のようだ。 調律技術も
保管状態の良さも完璧、日本人技術者の腕、メンテナンス能力の高さを延々と私に
訴えたのです。 (海外からクライストチャーチに入ってくるピアノを、こちらの市場に
出す前にメンテナンスするのも彼の仕事だそうです。 ということは南島に流通して
いるピアノ情報にも詳しいんでしょうね。。。)

そして彼に、輸入されたピアノをクライストチャーチに見に来るようにと、それを弾いてみろと、強く勧められました。
ふと、昨年帰国時にヤマハ・ピアノ工場の見学に行ったときのことが、脳裏に蘇りました。 

早速クライストチャーチ行きの計画を!
だけど見に行ったところで、欲しい一台に出会ったとしても、買えるんだろうか・・・
金額からいって、夫を説得することを考えると溜め息が出る・・・

NZではピアノは製造されてないので、全て輸入品です。
その輸入コスト・・・北半球から、こんな南の下のほうまで飛行機で運ばれてくるわけで(貴重な楽器ほど船便にはしないようです)、陸送含めた運搬料と通関手続き諸費用で100万円は下らないようです。 これがピアノ本体価格に上乗せされるわけですから、
この国でピアノがナゼこんなに高いのか納得できます。

とにかく、今のうちにピアノについて知識を深めておこう。。。
私のように中古品を求めるなら(新品は恐ろしいほどの値段でとても手が出ません)
試弾は必須。というのも・・・
ピアノというのは、新品の音が部屋の環境に何年もかけて慣れて、その間、定期的な
調律もされて、次第に真価を発揮してくるものだから。 新品の同じ型番でも微妙に音色や感触が違うけど、中古となると、それまで演奏されてきた環境によりもっと違いが出るのだとか。 自分の好みの音や鍵盤の感触を見つけるには、一台一台試してみる必要があるのです。 (・・・ということは、オークション・サイトでお買得品が出ていてもリスクが
大きすぎて買えないのです。)

また、生涯弾いていくなら、良い調律師とのコミュニケーションが大事、
                           それがピアノを良い状態で保つ秘訣。
今月末、クライストチャーチへ市場調査・試弾に行ってきます。
                 Warren がその場にいてくれたらなぁ・・・



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