Kitchen renovation キッチン・リフォーム
我が家のキッチン・リノベーション(リフォーム)プロジェクト。 4月中旬にスタートしましたが、途中一時帰国が入ったこともあり、5ヶ月たってもまだ完璧ではないんです。
このまま完成を待っていると来年になっちゃいそうなので、あともう一歩というところ
ですが、ここで披露することにしました。
旧キッチン:
今は懐かしいキッチン。
建築当初は、収納や動線をよく考えず
業者さん任せにしてしまったので、使い勝手
が自分に合ってなかったんですね。
ディッシュウォッシャー用に配線と場所も
作っておいたけど、結局は機械を買わず
12年間ずっと手洗いしてました。 この『Watch out』ボード、クッキング・クラス
の名物となってました。 ここに寄りかかると、
上の板がスライドするんです。 もともと
ベンチトップに段差があって使いづらかった
ので、上に板をのせて平らにして使用して
ましたが、ちゃんと留めてなかったので、
知らない人が何度ここにもたれかかって
悲鳴をあげたことか・・・。 それを経験した
皆さんはこの付近には近寄れず。。。
こうなったらいいな~という淡い想いを抱いたのが、実は3年以上前。
それから、実現に向けてせっせと考えていました。 夫は首を縦に振ってくれないまま、取りあえずいくらかかるのか、数箇所の業者に見積り依頼を。。。
途中でプランの変更も出たため、4箇所の見積もりを得るまでに2年を費やしました。
そのうち最初の見積書の有効期限がきれてしまうのでは、というくらい、恐ろしいスローペース! (私もすっかりNZナイズされてます・・・)
やっと、お願いしたい業者が決まりそうになったとき、大反対だった夫が「こっちのほうが良さそうだ」と別の業者の話を持ちかけてきました。 ( エッ?ということは・・・、
実行してもいいの?)
・・・というわけで、3年ねばったプロジェクトが、いよいよ4月に実行されました。
4月半ばに、まずは古いキッチンの取りはずし。 大工さんが来て、ハンマーで叩く叩く!バキバキ、メリメリすごい音! 「これ、ゴミじゃないのよ、中古として買い手がついて
いるんだから、もう少し丁寧に扱ってよ!」と言いたくなる!
そうなんです。 約12年使い込んだこのキッチン、買い手がついたんです。
日本だったらおそらく粗大ゴミでしょうが・・・
はずされたパーツが、秋晴れの中、次々と庭に運び出され。。。 芝の上で、何だか輝いて見えました。
買い手は地元のNickというかた。 こんなスタイルのキッチンを探していたそうで、
ホイホイと自分のトレーラーに積み込んで、3往復して運んで行きました。
一番大きい部分はトレーラーに乗らないとかで、のこぎりで半分に切ってましたよ。
「いいの?そこ切っちゃって!」
さすがNZ人、荒っぽい! 元通りに修復、できないだろうな~・・・
こちらは取り外されたあとの空間。。。その後一週間はキッチンなしの生活。
隣のリビングに移した食器やその他もろもろに囲まれて、足の踏み場もない!
このとき、料理教室用にしているカセット
コンロが大活躍。 臨時の流しは、ランドリーのシンク。 箱にしまった包丁・まな板・鍋・
ざるを、いちいち探しながらの調理で、時間ばっかりかかってしまいましたけどね。 翌週、いよいよ新しい機材が到着し始め
ました。 はじめに天井と棚のギャップを
埋めるためのボードを取付け。
出勤前の夫も、大工さん(Graeme)の
お手伝い。
換気扇を取付ける段階で初めて気づいた事実!
換気扇は前もついていましたが、外に抜ける穴がなかったんです。 この12年、知らなかった・・・。 どうりで音ばかりうるさくて、さっぱり換気してない気がしてました。
吸い上げた煙や匂いはどこへ行ってたのでしょう・・・ 明らかに前の大工さんの手抜き
工事としか思えない(穴開けるの忘れたの?)
Graemeに外側から穴を開けてもらって、新しい換気扇が付きました。
クックトップ(ガス台)の後ろはモチロン、ガラスのスプラッシュ・バック。
これは初めから希望していました。
しかし・・・料金を聞いてビックリ!
規定の普通のサイズ60x75cmで$200くらい、ラージサイズ90x75cmで$300~$400、
うちのは、エクストララージでしかも変形型、見積り取ったら$1000近い!!
予算を抑えてタイルにしようか、でも『ここはガラス』と決めて他とのコーディネートを考えたのに・・・とさんざん悩んだ結果、やっぱり最初の考えを貫くべきと、ガラス屋さんに
依頼!
その後、5週間の帰国が入ったので、ここで中断。
5週間後の7月初旬、ガラス屋さんが型を取りに来ました。 ここで色を決めて、「じゃあ2週間後には
(クライストチャーチの工場から)届くから
取り付けに来るね」といって帰っていきま
した。 4週間たっても何の連絡もないので
こっちから電話したら、ナント
「数日前に届いたんだけど割れてしまった
ので、もう一度作ってもらう。もうしばらく
待ってて」とのこと。 変形型の特大サイズ、
運ぶのも大変なんでしょうけどね~・・・
そして、4週間どころか9月に入ってもまだ届かないんです。 発注から3ヶ月近くたって
ます。 ガラス屋さんに「まだですか~?」と、これまで何度か電話しましたが、明らかに私の電話を煙たがっている。 「ナゼ?こっちはお客なのに」という考えは通用しないんですね、ここでは。。 これ以上の電話はかえって彼にストレスを与えてしまう(=状況が
ますます悪化する)かもしれないので、あと2週間くらいは放っておいてみるか、などど、
こちらが業者に気を使っちゃうのが日本と違うところ。
天井に取り付けるライトは、スポットライトにしました。一度クイーンズタウンのショールームで見ておいて、もらったカタログで再検討してから
電話でキューブ型のLEDライトを5個発注。 10日後に届いたので、電気系統の業者さん(Wayne)に取り付けてもらったら、ナント
光が青白い! 照らすもの全てが青白く見える! 「しまった!LEDにも2色あったとは!」
慌てて、購入先のライト屋さんに電話して、
別のほうの色にしてもらえないかと伝えると、「取り替えはOKだけど、来れるか?」と聞かれて、またもやクイーンズタウンへ。 交換が完了して再び取付けたら、5個のうち1個が不良品! それで、今度は向こうの責任なので、郵送してもらって、ライトは完了!
ライトの次は、前についていたダウンライトの穴を埋めて(ジブストップ)、その後、天井のペイントになります。 地元の友人でもあるピーターにお願いして、
スケジュールを調整して準備してたら・・・
ペイント当日、「今日できない」との電話。
「何ですって~!!」とは言いませんでしたよ。 背中の筋肉がどうとかって、体調不良は
誰にでもありますのでね。 そして翌日は
万全でない体調にもかかわらず、来て
くれました。 (さすが、日本人の奥様に
鍛えられてるだけあります!)
壁もペイントするので、大きな食器棚を動か
さなければならず、中のグラスを全部出し
ました。 「こんなにたくさんグラスが入って
たんだ・・・」と改めてその多さにビックリ!
先週4日・今週3日と作業をしていただいて、天井・壁のペイント終了。
新キッチン: やっとここまで、できた~!
NZに住みはじめて17年目、初めてのディッシュ
ウォッシャー(一番左)。 まだ使い慣れてなくて、
つい、手で洗っちゃうことが多い・・・。
その隣、シンクは二層で、右側は大型の
60cmx45cmx25cm(深さ)にしたので、
大きな寸胴鍋もオーブントレイも、楽に入ります。私の身長に合わせて、ガスクッカースペース
は高さ80cm(こちらの標準は90cmです)。 クッカーの高さが5cmくらいあるので、結局は85cmのところで調理していることになりますが、前に比べて5cm低いのでかなり楽です。
クッカーは、火口から鍋底までの距離をある程度確保したかったので(これで遠めの強火が可能)、Westinghouse社のものを選びま
した。 ここのは、幅60cmでも、それぞれの火口が離れているので、前みたいに、鍋・フライパン同士がぶつかってしまうということはなくなりました。
前はコの字型になっていたキッチンベンチ。
ふさがっていた部分がなくなったら、
こんなに広々とした動線が確保できました。
料理教室がやりやすいように、真ん中に
大きなアイランド(220cmx95cm)設置。
一般的な高さ90cmより5cm低くしたので、
この上にポータブル・ガスクッカー
(カセットコンロ)を置いて調理するにも
楽になりました。
和食器大好き。
アイランド下に作った広くて浅い引き出しは、
たくさんの小皿を収納するのにピッタリ!
ダイニング・エリアを東側にもってきたので、
午前中はポカポカ陽あたりバツグン!
我が家のキッチン、あともう少し・・・
ガラスのスプラッシュ・バックは
もしかして来年に持ち越し???